敏感肌の方はレーザー脱毛に向かないと言われていますが、これはどうしてなのでしょうか。実は敏感肌というのは病名ではなく、症状をあらわした単語です。肌のバリア機能が低下し、ちょっとした刺激でも肌に負担になるのがこの状態なのです。具体的に説明すると、肌は外側から角質、真皮、皮下組織という層をなす構造になっています。

バリア機能を働かせているのが最も外部の角質層です。この角質層が肌を直接外部刺激にさらすことなく、しかも肌内部の水分を持って行かれないようにバリア機能を働かせているのです。角質内では細胞1つ1つが細胞間脂質というものでレンガのようにくっついています。この細胞間脂質が肌のバリア機能を果たすのですが、加齢やストレスによって細胞間脂質が正常に機能しなくなり、乾燥肌になり、それが進んで敏感肌になるのです。

つまり、敏感肌というのは外部刺激に弱い肌です。そのバリア機能が低下した状態の肌にレーザーを当てるとどうなるか、容易に想像がつくでしょう。本来なら黒い色の毛根だけに反応して脱毛が進みますが、その光が毛根だけでなく肌全体へのストレスとなって何らかの肌トラブルが起こる可能性が高いのです。そのため敏感肌の方がレーザー脱毛をするには、まず肌を健やかな状態に持って行くことから始めましょう。

なかなか状態は改善しないでしょうが、健康でないとレーザー脱毛できません。まずは保湿をすることです。ただ、肌に合わない化粧品では逆効果なので、肌の弱い方でも比較的安心な人型セラミド配合の化粧品がおすすめです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です